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2011年11月

2011年11月30日 (水)

ハート星雲

カシオペア座には多くの星雲があります。
ペルセウス座側にあるのがこの星雲です。
Ngc1027111124pm
右はハート星雲と呼ばれています。
IC1805と記号が与えられていますが右の明るい部分はIC1795で意外なことにIC1795の右の何もなさそうな部分はNGC896散光星雲なのだそうです。

左はIC1848はWikipediaによると「Soul Nebula」だそうです。
和訳すれば魂星雲でしょうか。
気の利いた訳が欲しいものです。

2011/11/24PM
AstroTrac TT320X
EF200F2.8
IDAS LPS-V4
SONYαNEX-5改
 ISO6400
 30sec x 14
 JPEG

NGC7822

NGC7822はケフェウス座にあるマイナーな星雲です。
比較的淡いので愛称も無いようです。
Ngc7822111124pm
NASAのクローズアップを見ると星が生まれる場所だそうです。
もう少々クリアな条件で撮らないと状況もよく分かりません。

2011/11/24PM
AstroTrac TT320X
EF200F2.8
IDAS LPS-V4
SONYαNEX-5改
 ISO6400
 30sec x 12
 JPEG

2011年11月29日 (火)

カリフォルニア星雲

NGC1499カリフォルニア星雲
Ngc1499111120pms
ペルセウス座には過ぎたるものが3つあり、一つに流星群、一つに二重星団、一つにこのカリフォルニア星雲。
でかくて明るいのは赤外での話で、眼視ではさっぱりなので大口径にHβフィルターを用いることになります。
その点、カメラではよく写ります。
満月3つ分の大きさなので標準レンズでも特徴がわかります。

アメリカ人以外が納得しがたい点として「カリフォルニア星雲」という呼称があります。
命名者が誰だかは知りませんがアメリカ人だろうとは推測がつきます。

2011/11/20PM
AstroTrac TT320X
EF200F2.8
IDAS LPS-V4
SONYαNEX-5改
 ISO6400
 30sec x 11
 JPEG

まがたま星雲

上の勾玉状の星雲がIC405です。
Ic417111120pm
ぎょしゃ座の五角形の中にある星雲です。
中央下はIC410で愛称は無いようです。
中央左の小さい散光星雲はIC417。
IC417の左下の更に小さな星団を包む星雲はNGC1931。

AstroTrac TT320X
EF200F2.8
IDAS LPS-V4
SONYαNEX-5改
 ISO6400
 30sec x 9
 JPEG
   

2011年11月28日 (月)

大阪屋

宇部のラーメンのスタンダードを見るような一杯を出しますが屋号は「大阪屋」です。
老舗であることもあり店が全体に油っぽくなってしまいました。
Dsc02114Dsc02115
宇部市の新天町アーケードの中にあるので外来者にはハードルが高いです。

味噌ラーメンと見まごう濃い豚骨スープですが意外なほどアンモニア臭がしません。
Osakaya
この一杯を食べると宇部のラーメンのルーツが久留米系だといわれるのがよく分かります。
ガッツリ系でバランスがよいのに某宇部のチェーン店のように店や時間帯でぶれることがありません。
Dsc02117 Dsc02119
麺も宇部の木嶋製麺のもので、いわゆる博多の麺と異なるためほとんどの人が麺の固さを指定しません。

2011年11月26日 (土)

機材の寿命

昔は鏡は錆びるがレンズは末代物と言われていました。
今でもその殺し文句でとんでもない価格の鏡筒が売れているのも事実です。
筒は末代でも最近の架台は電子制御なので寿命があります。
端的には電解コンデンサ次第ともいいます。
保管温度が10℃上がると寿命が半減するとも言われていますが、ジプシー主体の私の観測では夏場に機材を車に置きっぱなしなので大変まずいです。
AUTOSTAR497が9年で壊れたのは当たり前といっていいでしょう。
Dsc00105Dsc00111
ニチコンと聞いて普通はコンタクトレンズを連想するのでしょうが、回路で苦労する人はコンデンサを連想します。

10月にはEF300mmF4のAFが中途半端にきかなくなりました。
カメラを下向きに構えるとマニュアルでもオートでもフォーカスが空回りなのです。
修理にまわすとAFユニットの補修用部品の在庫がもはやないのだとか。
天文用には上に向けはいいのですがせっかくの300mmのLレンズが普通の撮影に使えないのは痛いです。
これは前玉を下にして車に置き続けたため機械的に抜けてしまったようです。
現在は一時的に動いてますがいつまでも期待できるものありませんから今度不動状態に陥ったら全バラ業者を探すことになります。

2011年11月12日 (土)

AstroTrac TT320X

ポータブル赤道儀としてはイギリスのポタ赤専業の会社であるAstroTracは異色です。
その異色なTT320Xを買ったのは日食を前にした2009年2月でこのブログにもたびたび登場します。
日食旅行用の機材でしたが便利なので毎度利用しています。
繰り返しにもなりますが使用感をあげてみましょう。

1.軽いが長い
 アルミの板でできており1kg(TT320X-AG)と軽いです。
 全長425mmと長いのですが三脚と共に持ち歩くことを考えれば許容範囲でしょう。
 ただし、まとまりが悪い形状です。
Dsc01679

2.精度が出ないのは誰のせい?
 肝心なこととしてTT320Xの訴求点は最高で500mmを銀塩なら5分間追尾できる精度です。
 ピン間距離が300mmということは直径600mmのギヤにも匹敵するということです。
 実際恒星時演算をして正確にトラッキングしていると思います。
Dsc01417
 しかし、さまざまな要因で精度は実現されません。
 (1) 少なくとも直輸入版は極軸望遠鏡の極が出ていない可能性があります。
    そんな極軸では精度は出ませんから自力で軸調整をする必要があります。
 (2) 仕様では15kgの負荷に耐えることになっています。
    実際は重いデジカメだとトルクが負けることがあります。
    SONYαNEX-5を調達したのはカメラの軽量化が非常に効果的だからです。
 (3) 最も重要なのは多少の三脚でもたわみは避けられないことです。
    想像以上に影響があるので、ポタ赤でも足回りを固めないと無駄が増えます。

3.極軸望遠鏡にご注意
 上の事情で対象を変える毎に極軸を調べる必要があります。
 では、極軸望遠鏡はつけたままにしておけばよさそうなものですが、露がレンズに付くと困るのでまめに取り外すことになります。
 極望はネオジム磁石で付けてあるだけなので脱着は楽です。
Dsc01674
 現場ではしばしば取り外すことを忘れるのですが極望をつけたままで作業すると磁石で付けてあるだけなのでちょっと当たっただけで落下します。
 国際光器(日本代理店)はこれに対して独自にストッパーを提供しています。
 穴をあげたスポンジでも代用できます。
Dsc01670

4.エネループで一晩
 TT320Xの電源は12Vです。
 天文機材では常識的な電圧です。
 セットで買うと単三8本の電池ボックスとシガーソケットケーブルが付属します。
 ところが今時はエネループなのですよ。
 1本あたり1.2Vしか電圧がありませんから8本では10Vにとどきません。
 このため単三電池10本の電池ボックスを使っています。
 10時間程度もつのですが冬至前後はバッテリー切れが待っています。
 夏でもジプシー二日目は電池切れです。

5.月食・日食撮影に向かない
 アストロトラックは恒星時のほかに太陽追尾と月追尾に変速できます。
 月の移動は意外と早いので月食には重宝しそうです・・・が、実際は中途半端です。
 2011年12月10日の月食は4時間にわたる天文ショーです。
 その一部始終を月追尾モードで記録できたらすばらしいと思うのですが、AstroTracの駆動時間は2時間だけ。
 こればかりは改良不能なので最大のネックになります。
 

   

2011年11月 5日 (土)

ポータブル赤道儀

この数年はポタ赤がブームになっているようです。
ざっくり調べてみましょう。

装置を考えるときは「足す」方法と「引く」方法があります。
一般のドイツ式赤道儀から赤緯体を除くタイプのポタ赤は「引く」の代表格です。
日本でこの手のポタ赤といえばビクセンのGP2ガイドパックSが現在のスタンダードでしょうか。
http://www.vixen.co.jp/at/at-other1.htm
中望遠には十分ですが赤経部がそのままなのでかなり大きいです。
その昔の五島のマークX赤道儀は赤緯体を取り外すことができたのでGP2ガイドパックSのご先祖様といえます。

海外のロスマンディーのStarLapseも同じ赤緯体除去タイプといえます。
http://www.losmandy.com/starlapse.html
ただし、現在のデジカメの特徴を生かしタイムラプス(微速度撮影)を提案する装置になっています。
そのため毎時回転角度7.5, 15, 20, 30, 40, 60, 120, 240と多彩です。
恒星時は15度なので日本製のものでも7.5度モードを持つものはありますがこれは驚きです。

カメラしか乗せないのなら小さく作ってしまえ、という発想は誰でも思いつくようです。
古くは五藤光学のスカイグラフなどというのもありました。
スカイグラフが対抗したのは1971年開発のスカイメモで元々は富士電子製でしたが現在はケンコーがスカイメモRとして発売中です。
http://www.kenko-tokina.co.jp/optics/sky-memo/455258.html
さすがに設計が古いのでしょうがクランプが、割れるなどして現役機を見たことがないスカイグラフと異なり今も愛用者がいます。

国内トップメーカーのタカハシもTG-SPスカイパトロールを1999年に発売しています。
http://www.mmjp.or.jp/takahashi-sb/data/tgsp.htm
スカイメモよりずいぶん小さくなりましたが意外にも赤緯体が付いています。
赤緯体がないモデルもスカイポート(TG-SD)として売っています。

タカハシは製造能力がありますがメーカーでなくてもポタ赤を開発することがあります。
アイベルはビクセンのポルタをベースにポタ赤を作ってしまいました。
http://www.eyebell.com/guide.htm
意外と大きいのは経緯台がベースだからです。

そのポルタを作っているビクセンも黙ってはいません。
2011年11月に遅ればせながら星空雲台ポラリエ(WT)が発売されます。
http://www.vixen.co.jp/lp/at_01.htm
恒星時追尾、日周追尾、月追尾のほかに1/2恒星時追尾という星景用モードもあります。
従来のものは一式で7万円程度ですがポラリエは5万5千円程度です。

小型化のためにウォームギヤ径が50mm程度というものが多いですが、ウォームギヤ径は大きいほうがいいというのが赤道儀の常識です。
では、あえてビックギヤでポータブル写真赤道儀作るとどうなるか?ということでTOASTというポタ赤が開発されています。
なんとギヤ径133mmです。
50mm厚さの箱形状でステッピングモーターで12時間駆動可能です。
http://www.toast-tech.com/products/toast/index.html
生産力・販売力に難があるのかお値段10万円ほど。
単なる機能的な道具になりがちな赤道儀を素敵なデザインでまとめてあります。
持ち運ぶことを考えると箱型は無駄がありません。

もっと大きな160mmのギヤを使っている赤道儀もあります。
ただし、全周ギヤではなく部分だけです。
部分だけだと長時間駆動はできないのですがこの赤道儀の駆動源はモーターではありません。
スカイバードのオルゴール式ポケッタブル星野写真赤道儀MusicBox・EQⅡという名が示すとおり、なんと駆動部がオルゴール。
駆動時間5分というのがさびしいですが2万円というのが面白いです。
http://www.skybird.jp/orugo-ru-p-munt.htm

うちにも一台ありますがそれは次項で。

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