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2008年11月

2008年11月30日 (日)

Optio W60:Part1

Dsc00450
コンパクトデジタルカメラは最近はコンデジと略すようです。今の日常機はSONYのCyber-Shot DSC-T50です。サイバーショットは実はペンタックスOptio330の後継として2004年6月11日から2006年12月17日までDSC-T1を持っていましたが壊したので買い替えです。Optio330はナチュラルな発色で高機能なコンデジでしたが2001年6月発売だったので流石にレスポンスや機能に不足が出始めていました。子供に払い下げたのですが天文用からさきに払い下げたNikonクールピクス4500の方が大きさの上で無理がないのでほぼ保留機に成り下がりました。
薄型のデジカメというとEXILIMが挙がる時代に登場したDSC-T1はレンズの突出をなくし薄型に仕上げ、レンズバリアとスイッチを連動させることでレスポンスがよく片手操作を可能にしました。2.5インチという当時のコンデジとしては最大級のハイブリッド液晶で屋内屋外ともに見やすくすることで光学ファインダーを廃止しました。1cmマクロも実用的です。DSC-T50はその後継として購入したものですが液晶が3インチタッチパネルになったのが大きな変更点です。ピンポイントでのフォーカス指示を液晶タッチパネルでダイレクトにできるのは画期的です。実用的な手ブレ防止も付き屋内でも意外と強いです。
今回T50が現役なのにデジカメを追加購入してしまいました。Optio W60というPENTAXのコンデジで店員に1cmに近づけるデジカメとして推薦されたのですが壮絶なマクロ能力があります。
Imgp0068
ハナアブは臆病なので通常はここまで近寄れませんがテレマクロが強いのです。あいにくこの画はデジタルズームが強くかかって汚いです。
Imgp0034
タマバチの仲間だかアブだか知りませんがここまで寄ります。図太い相手ならもっといけます。
Imgp0037
メスです。あいにく鎌のほうにピンが出てます。
Imgp0060
オスです。ガンを飛ばしてやる気満々です。
Imgp0007
百円玉です。デジタルズームを強引に効かすと下まで行きます。
Imgp0006
参考のためにT50の目一杯はこんな調子です。
Dsc00455
これでも一般のコンデジは凌駕しています。
 

2008年11月19日 (水)

月光写真補遺

Onoko081118pma
さきに小野湖の月光写真を掲げましたが月がないとこうなります。
天体写真としては当然こちらのほうが意味があります。
月光の代わりが車のヘッドライトというのが情けないですが露光量は32倍かけられます。
それが星の量に現れています。

2008年11月15日 (土)

月の小野湖の月光写真

14日も晴れていたのですがちょっと遅かったので適当に走って月光浴のポイント探すと小野湖がよさそうでした。
下小野橋からダム側を見ます。
Onoko081114pma

上流側はこんな絵です。
Onoko081114pm

東はオリオンが上がってきます。
Onoko081114pmb

一番星が多いのは西側でした。
Onoko081114pmc
右ははくちょう座ですから天の川ですから星が多いのは道理です。

元々の月光浴では屋外にもかかわらずタングステンライト用フィルムを使うことで青い月光を表現したのですがデジカメにはフィルムがありませんからホワイトバランスを電球に指定して青色にシフトします。
レタッチソフトで青に振ってもよさそうなものですが素材に難があると困るのでさらにRAW記録で後処理の利便性を図ります。

秋十六夜

晴天が続いた十六夜に期待通りの月の出です。
Moon081114
現物の色はもっと幻想的でした。
高度が上がるとこんな眺め。
Img_4180
つきが赤いのは大気汚染も一因ありそうですがこの際いいっこなし。

振り返ると東天も金星と木星がきれいです。
Kinmokusei081114

2008年11月13日 (木)

月光の長門峡

11月12日ともなると月齢14で天体写真の気分ではない・・・などというのはフィルムカメラの時代でデジカメだと月光写真(月光浴)それなりに遊べます。
ぼちぼち紅葉の季節ですから長門峡なんてどうでしょう。
Chomonkyo081112
竜宮淵の眺めです。
左の明るいのがこぐま座のコカブで右の星々はおおぐま座のものです。

紅葉が進んでいるのは紅葉橋付近です。
Chomonkyo081112a
見えているのはオリオン座です。

今回は紅葉がメインなのであまりホワイトバランスを青く振りませんでしたが流水を青く撮るのも面白そうです。

秋の天体

観望会で頼りになるのは惑星です。
特に土星の時期は勝ったも同然。(誰に?)
惑星がないと惑星状星雲や球状星団で凌ぐのですが私のシステムでは星雲や系外銀河もターゲットになります。
ところが秋は困るのです。
早いうちなら夏の大三角がまだ見えるので惑星状星雲がネタになりますがそのうち事態が変ります。
天体がでかいのです。
M31081104pm
デジキス+300mmでこんな調子です。
M31は満月6個分の大きさなのにLX90にビデオを付けると月の全景も入りません。
M45081104pm_2
プレアデス星団も300mmでこれですからお手上げで歯が立ちません。
ほかもヒアデス星団や二重星団と大物があります。

今回は300mmで撮りましたが作例が多いので目が肥えて意外と満足いきません。
困ったことに私の望遠鏡はやわなのでドライブの振動でガイドがずれます。
開き直って今回は逆にクランプを緩めてみましたが意外とうまくいっています。

2008年11月11日 (火)

月の桂の庭

月桂冠や月の桂という日本酒がありますが中国の伝説には桂の木が月に生えているというものがあります。京都の桂離宮も観月の名所です。月と桂の関係は江戸時代には教養の一部だったのでしょう。右田毛利氏の家老桂家四代当主運平忠晴殿が山口県防府市の自宅の建て替えに自分の名前と月を掛けたインテリジェンスを働かせるのは当然の成り行きといえます。
Img_4124
その庭の名は「月の桂の庭」といい2001年までは一般公開されていました。竜安寺石庭にヒントを得た石庭ですが恐ろしく念が入って凝った造りです。約300年前の職人の腕に驚かされます。現在の職人であれば「正確」に作るのが腕でしょうが当時の職人はわざと傾けたり非対称に作って見る人間に心地よさをもたらしています。竜安寺にも見られる遠近法はここでも見ることができます。配慮は屋敷にまで及んでおり部材の面取りや削り込みで縁側から気持ちよく庭が見えるようになっています。素材も地元の石の他、美祢や大歩危小歩危、桂浜の石を使う凝りよう。その庭を心地よいままで維持し続ける困難さゆえの公開中止だったのでしょう。
それが2008年11月8・9日に7年ぶりに特別公開されたのですからファンが色めき立ったのはいうまでもありません。
Img_4091

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現代彫刻のように石を重ねるのは古い石庭では珍しいです。
旧暦の11月23日の深夜にこの曲がった石(兎石)に月がかかるのを待ち家伝の儀式が執り行われ、その年を反省し来る年に思いをめぐらすとのことです。
Img_4115Img_4105

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この欄間も主題は月だそうです。
庭の石も蚌含明月兎子懐胎という月にちなむ組み方がなされる凝りよう。
庭の総意は不老不死と言われますが当主は一見したときの印象を大事にしてくださいとのこと。
これが民家だというのはしびれます。

ちなみに月桂伝説が日本に入ったのは万葉集以前のことらしく数首が収められています。ところが中国の桂とはキンモクセイのことです。中秋の名月の時期に風が香るのはキンモクセイですから納得しますが日本に入ったのは江戸時代に入ってからのことです。しかもキンモクセイには雌雄があるのに雄木しか入らなかったのです。日本人は想像力で今の桂の木に月の伝説を託したのです。

2008年11月 7日 (金)

長者ヶ森試写(11/4)

長者ヶ森の試写も続きますが月齢は6でちょっと月光が不足気味です。
Chojamori081104pma  でも実写すると落胆。
Chojamori081104pmb 月齢を見るのは結構難しいものですし透明度も重要です。

2008年11月 5日 (水)

秋の秋吉台

11月になると秋吉台は冬への歩みを早めます。
4日に東の空を撮るともう冬の気配が強いです。Winter081104pm
気温も一桁でデジカメ日和になります。

2008年11月 2日 (日)

ひかり害

ひかり害は天体観測の致命傷ですが困ったことにほかにも影響がありそうです。
ちょっと、並べるとこんな調子です。

  1. 植物への影響
    街灯横の街路樹には紅葉しないものが出ます。
  2. 昆虫への影響
    ホタルは光れないので個体数が減少する。
  3. 魚類への影響
    堤防の街灯下には魚が集まる。
  4. 鳥類への影響
    渡り鳥の夜間飛行ルートが変ります。
  5. 哺乳類への影響
    夜行性のものには影響が出ます。
  6. 防犯上の影響
    昼間の交番同様分かりにくくなります。
  7. 幼児創造教育
    常夜灯があると暗闇に対する感性が変です。
  8. 景観への影響
    薪能をライトアップするようなものです。
  9. 文化への影響
    天の川を見たことがない子に七夕を解説することになります。
  10. エネルギー問題
    説明するまでもなし。

秋吉台最大の観光資源は星空とも言います。
失われたら回復が困難なのはほかの自然破壊と似ています。
但し、要因は複雑に絡み合っており、たとえば透明度の低下はひかり害を加速しますが西日本では中国からの煤塵が急速に侵食し、天文ファン垂涎の五ヶ瀬も気流次第で凡百の観測地に成り下がるのです。

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