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2007年6月14日 (木)

骨折り損(3)

この項も少々エグイ記述がありますので苦手な人はお避けください。

Dsc03906  受傷部を入念に観察することはあえて避け「これは捻挫!腱が伸びて痛いの!」と鈍感力の暗示を掛け谷の舗装道まで下ります。
 舗装道をさらに駐車場までさらに300mヨチヨチと歩いていきます。
 途中、のんきな方が「鶴の湯まだ上ですか?」とヘロヘロの有様で尋ねてこられましたが、今の私には月と同じくらい遠いです。
 体重の移動を誤るとお仕置きのような痛みがありますから安全な移動に集中するあまり視野は異常に狭くなります。
 車に着くとすっかり一仕事終わった気分です。
 茶を喉に流し込むと選択肢を整理します。

 Q:救急車を呼ぶべきか?
 A:知己無きこの町では避けるべきである。

 Q:家まで帰れるのか?
 A:条件付で可能である。

 Q:家まで帰るための条件とは?
 A:高速道を使いシフトチェンジを避けること。

 そうなのです。
 私の車はミッション車で普通に扱えば左足は大活躍を強いられるのです。
 移動距離160kmを4時間近くかけて一般道で走るのは超リスクです。
 270kmと距離こそ伸びますが少ないクラッチ操作で3時間強ほどで帰宅できる高速は6000円の料金と聞いても選択の予知はなさそうです。
 方針を決定するとたまたま持っていたアイスパックを布でくるんで左足首に当てます。
 ナビを高速道選択でセットすると恐れながら運転開始します。
 この時点で上の選択肢が瓦解する可能性もあったのですが、うめきながら何とか左足も使えます。
 高速道に入ると左足はフットレストに預けるだけですみます。
 そのまま自宅を目指しますがこんなときでも尿意は付きまといます。
 車外に左足を引っ張り出し立ち上がったときには「障害者駐車場を使いてー」と思いました。
 トイレが階段の下にあることを知ったときには失禁しそうです。
 また、頼りの手すりが商売用ののぼりが矢鱈と立て掛けてあり役に立ちません。
 「身障者の皆さんご免なさい」とのぼりの持ち主の代わりに心で誤りながらひょこりひょこと歩いていきます。
 車に帰ってくるとアイスパックを替え、再び気合を入れてクラッチ操作です。
 流れに乗れば普通のドライブですが暇になると今後の不幸な成り行きが連想されるのでラジオにボケたり突っ込んだりして気を紛らわします。
 最後の難関はインターチェンジで、ETCにしていないことをこのときだけは悔やみます。
 何とか家の駐車場に車を入れ、ソファーに倒れこんだときに心底疲れました。

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「心と体」カテゴリの記事

コメント

いやぁなんとも....
よくぞまあ、その足で、大分くんだりから還ってきたもんだね。
ところで棚田、シーズンになるとあそこはすごいんだね、カメラマンの数。
SLなみかそれ以上か。
あそこにある看板がなかなかいいよね、農作業の人に勝手に指示するなって。

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