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2006年11月26日 (日)

長湯温泉 ラムネ温泉館

☆☆☆☆
Dsc02042  ラムネ温泉の元祖は大分県竹田市長湯温泉にある大仏次郎が命名したものです。
 2005年に改装新築されていますがかなり実験的なデザインになりました。
 長湯の元気者の首藤氏が指揮した施設ですから「長湯を代表する施設」を意識したのは間違いありません。
 ところが設計者の方が一枚上手でこれほどの施設なのに周囲の豊かな自然に溶けています。
 ここの朝風呂はちょっと気を使います。
Dsc02006  長湯の公衆浴場の多くはラムネ温泉館を含めて6時に一斉に開くのですが、ラムネ温泉館は家族風呂を除き7時から一旦清掃時間に入り10時に再開するのです。
Dsc01993_2  10時ともなると一般の観光客も動き始めますから湯を楽しむためには「一番風呂」を狙うことになります。
 まだ、発券機の電源を入れる前から美術館側の受付で500円玉を渡し、庭に入ります。
 右手に家族風呂が並び一番奥が浴場です。
 脱衣所まではそれなりに普通なのですが、浴室に入ろうとしたとたんに思わぬ趣向に戸惑います。
 浴場への戸がにじり口のように低いのです。
 江戸の浴場に詳しい人ならちょっとうれしくなるところですが、設計者にそこまでの知見があったかどうかは分かりません。
Dsc01996  分かるのはこの戸の前後で理が変わるという設計者の宣言だということです。
 浴室は漆喰を基調に曲線で構成されていて棚田のように3つの浴槽が組んであり、空いた壁には阿古屋貝(?)の貝殻が埋め込まれきらきら光っています。
 阿古屋貝→真珠→ビーナス→泡→ラムネの連想を意図したのかもしれません。
 内湯浴室の大きさは結構微妙です。
 無駄に広くなくそのくせ狭さは感じない空間設計で露天へ誘導しているようです。
Dsc01988_1  ともあれ内湯は高温泉でラムネ温泉の本領ではありません。
 内湯の開口から外に出ると半開きのビニールハウスがあり、その下がラムネ温泉です。
 33℃ですからぬるいのは当たり前で、内湯よりも若干透明度があるもののやはり底までは見通せません。
 「あれっ?」と思ったのは以前より泡付きが遅いことです。
 源泉からの給湯状態はよくなっているはずなので露天の湯船が大きくなったのが原因と思われます。
 滞留時間が長くなり湯の鮮度が落ちた可能性があるのです。
Dsc01991  元より泡付きだけなら七里田温泉下ん湯の勝ちですからうるさくいう必要もないのですが鮮度となるとちょっと困ります。
 それでもラムネ温泉は長湯のシンボルには違いがないので些細なことかもしれません。
 デザインされた温泉はないわけではないのですが、湯を楽しむという本筋をここまで昇華させた施設はそうあるものではありません。
 長湯のマグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉は温まると定評があり、このラムネ温泉もそうです。
 湯上りに飲用のラムネ泉もお忘れなく。

2006/10/21入湯

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