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2006年2月26日 (日)

難物見物

 金曜日は晴れでした。
 ただし、ガスって雲もかかります。
 予報であれば夜を通して晴れですが、衛星写真だと雲の流れ込みは止まりませんし、水蒸気も流れ込み風もあります。
 困るのは今日の目標なのです。
 ポイマンスキー C/2006 A1は南半球から北半球に回ってきて明け方ようやく見え始めるはずです。
 薄明から考えれば勝負は5時30分から6時までのわずかな間で高度は5~10°に過ぎません。
 したがってガスがかかれば期待できませんし曇れば当然駄目です。
 できるだけ雲影響がなく標高があり東が見通せる場所となるとまた皇座山です。
 強風で曇りがちの山頂には誰もいません。
 いつもなら逃げ出す風ですがやむを得ず北東に車を風除けに置き店開きします。
 ステーションワゴンはミニバンより背が低いのであまりいい衝立ではありませんから惑星は視野がブレて撮れません。
 同じ理由で惑星状星雲などのクローズアップも撮れません。
 広角の撮影は飛雲が多く結果が出そうにありません。
 まぁ、雲の切れ間を探しながらウォーミングアップしましょう。

M5060225am 2006/02/25AM_M5
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
25コンポジット

 いきなり初夏の天体です。

Ngc4725060225am 2006/02/25AM_NGC4725
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
23コンポジット

 NGC4712も入れた構図にしてみました。
 NGC4725で写しやすいのは中心部だけでその周辺にも銀河が広がっています。

Ngc4631060225am 2006/02/25AM_NGC4631
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
19コンポジット

 隣接するのはNGC4627です。

Ngc4565060225am 2006/02/25AM_NGC4565
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
17コンポジット

 右下のNGC4562も写してみました。

M63060225am 2006/02/25AM_M63
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
19コンポジット

 NGC5055です。
 無理して周辺まで出したのですがゆるいです。

Ngc4490060225am 2006/02/25AM_NGC4490
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
16コンポジット

 まゆ銀河です。
 変形の原因になっているのは上のNGC4485です。

M51060225am 2006/02/25AM_M51
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
21コンポジット

 星が肥大しているのはブレのせいです。

 夏の4点セットです。M16060225am
2006/02/25AM_M16
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
24コンポジット

 わし星雲です。

M17060225am 2006/02/25AM_M17
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
20コンポジット

 オメガ星雲です。

M20060225am 2006/02/25AM_M20
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
21コンポジット

 三裂星雲がもやもやしています。

M8060225am 2006/02/25AM_M8
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
28コンポジット

 干潟星雲もふにゃふにゃです。
 低高度でことさらに星が甘いです。

 で、彗星となりますと期待のシュワスマン・ワハマンも高度が高くなってきました。
0073pb06022504160073pb0602250230 2006/02/25AM_0073P-B
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
28,20コンポジット

 やっと写りました。

0073pc06022502090073pc0602250421 2006/02/25AM_0073P-C
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
40,22コンポジット

 順調に増光中です。

 5時半にいよいよ本番で自動導入すると雲の中。
 基準を取り直して再度導入すると視野はすでに明るくなっています。
C2006a10602250546 2006/02/25AM_Pojmanski C/2006 A1
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
6コンポジット

 1分しか見えずに再び雲の中に消えました。

 写ったのは僥倖というほかありません。
 やさしい対象ではないですね。
 ポイントを整理すると次のとおりです。

  • 日の出が見える場所でないとお話になりません。
  • できるだけ透明度が稼げる場所が望ましいです。
  • 当然晴れていないと見えません。
  • 基準になる星は見えませんから自動導入は必須です。
  • 雲が邪魔するシチュエーションでは露出は短くして枚数で稼ぎます。
  • 一瞬の晴れ間を狙い無駄でも連続記録します。

 これからは見やすくなっていきますからここまで意識しなくてもよくなります。

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